愛知県名古屋市の掛軸屋.netでは、掛け軸、屏風の表装の修復を行っています。古い掛け軸や額など気軽にご相談下さい。

工房の紹介について

工房のメンバー・道具など

スタッフ

スタッフ

作り手の職人は、一級表装技能士を含め
現在30名。一点一点手作りで
心を込めてお仕立てします。

当社自慢の布(反物)棚

当社自慢の布(反物)棚

良質な材料を豊富に取り揃え、
お客様のご要望にお応えします。
写真はほんの一部です。

掛軸を作るために必要な道具

掛軸を作るために必要な道具

これらの道具を巧みに使い、洗練された
技術でお客様へご満足いただける
掛軸をお仕立てします。

裏打ち紙

裏打ち紙

作品の素材、厚みなどの条件に
最も適した裏打ち紙を厳選します。

軸先

軸先

掛軸全体の演出効果を高めるには
必須の重要な部材です。


お役立ちMEMO

掛軸はしまいっぱなしにしておくと、シミや虫食いの原因になりますので、
湿気を除くため、春先や秋口の天気の良い日を選んで
年に2、3回程は広げることをオススメします。

社長の思い

伝統文化継承の橋渡し役を果たしたい

伝統文化という言葉を口にすると凛とした敬虔な気持ちに
かられます。書や絵画という作品をその時代の文化と
とらえれば、古書画はすべて大切な伝統文化の一つです。

有名、著名な書家さんや画家さんに限らず、市井の方々の
趣味の作品にも時代を経てきた何とも言えない味わいが
あります。また、身近な祖父母が大事にしていた
絵画であったりすると、その感慨もひとしおです。

これまで、様々な作品を拝見し取り組んできました。そうした日々を重ねていくと作品に対する思いは日増しに
人一倍強くなってきます。作品と向き合い作品を描かれた方々の気持ちに思いを馳せながら、布地合わせや
色合わせをしてきました。

古い掛軸や和額に触れると、何十年、何百年と経てきた時間を感じ、こうした伝統文化をいかにしっかりと
後世に遺していかなければならないかということを深く考えます。
最近、様々なところで日本文化や和の様相が見直されています。これからも引き続き、一点でも多くこうした
伝統文化を後世に遺し、微力ながら伝統文化継承の橋渡し役を果たしていきたいと思います。
夢は文化財の修復事業です。

表装業界の現状

残念ながら世情を鑑みると表装業界に限らず、口伝や技術
伝承の世界では、その多くが世代交代がうまく進んでおらず、
蓄積された技術と経験がこぼれ落ちているのが現状で、
非常に口惜しいと感じます。

大袈裟な言い方かもしれませんが、私たちはこの業界で
生かされている以上、少しでも多くのものを次世代に遺せたら
と願います。 そのために日々何ができるか思案中の毎日です。
今、確かなことは、様々な伝統技法を基本に現代の考え方を
重ね合わせることが必要です。「不易流行」という言葉がありますが、変えてはいけないところと変えなければ
いけないところをしっかりと見定め、研鑽を積んでいきたいと思います。

未来に向けてチャレンジ!

掛軸を例にとると、現在確立された様々な様式はこの何百年間
変わっていません。 使用する布地や軸先などの材料は、
少しずつ変わってきていますが、完成品の様式は現在の
洋間を中心とした住空間には、少しミスマッチの感があります。

表装の歴史は、当時の住空間に合わせて現在の様式に
出来上がっていますので、少々生意気ですが、戦後から
現在に至る西洋化の流れを取り込んだ新しい様式やカタチを
考案していきたいと思います。

具体的には洋間やリビング、玄関先など和室や床の間以外にも飾ることのできる「あたらしい掛軸」を考えて
いきたいと思います。こんな厳しい時代であるからこそ、ピンチをチャンスに変えて、スタッフ共々果敢に
チャレンジしていきたいと思います。これからもお客様の心や気持ちをしっかりとカタチにしていきたいと
考えていますので、是非ご指導、ご鞭撻下さいませ。

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